日本電動車椅子サッカー協会(JPFA)は10日、都内で会見を開き、アルゼンチンのブエノスアイレスで開催される「FIPFAパワーチェアフットボールW杯2026」(10月開幕)に臨む日本代表メンバーを発表した。主将の三上勇輝(FCクラッシャーズ)ら8人が選出。会見に出席した日本障がい者サッカー連盟会長の北沢豪氏(58)は「今年W杯(北中米大会)が終わった後なので、非常に国民は意識高く見ているのではないかと思う。そういったところに合わせながら戦っていただくと思うので、非常に期待できる大会になるのでは」と展望した。
大会では10カ国での総当たり戦全9試合を行い、上位4チームが準決勝に進む。5大会連続出場の日本の過去最高順位は2007年第1回東京大会の4位。5度目の出場で初の世界一を目指す。同氏は「みなさんの活躍が、今後みなさんを憧れる存在たちが出てくることを意識しながら戦っていただければ。それが普及・強化にもつながっていく。大変な戦いになるのは間違いないが、みなさんを喜ばせていただければ」とエールを送った。
日本の強みは緻密な連係力。三上主将は「緻密なセットプレーやユーティリティー性を上げてきた。一戦一戦全力で戦って、最高の結果をとってくる準備をしてがんばっていきたい」と決意。名越直監督は「前回大会は7位だった。世界の壁はとても高く力の差はある。決勝を見越して温存はしない。一戦一戦出し切って、結果的に全試合勝つつもりで挑んでいきたい」と力を込めた。
同競技は重い障害のある選手たちが、専用の電動車椅子を操作して行う男女混合4人制(GK含む)のサッカー。足元に取り付けたフットガードで直径約32・5センチのボールを蹴り、スピードやスピンの迫力、戦略性あふれるプレーで競い合う。国際大会では医師の診断書をもとに聞き取りなどが実施され、比較的障がいの重い「PF1」と軽い「PF2」に分けられる。「PF2」の選手は同時に2人までしかピッチに入ることができない。前後半各20分行われる。