浦和 サポーターとの対話イベントで清水社長、堀之内SDに厳しい質問の嵐「目標が曖昧」「賢くお金が使えていない」

 J1浦和は28日、さいたま市で、ファン・サポーターとの相互理解を深めることを目的とした対話イベント「浦和レッズ Talk on Together 2026/27」を開催した。イベント終盤の質疑応答コーナーでは清水稔代表取締役社長、堀之内聖スポーツダイレクター(SD)に向けて、会場のサポーターから厳しい質問が飛んだ。

 クラブビジョン、今季に向けたチーム作りに関する説明を終えて、会は最終の3部へ。司会が「ご質問ある方は挙手をお願いします」と募ると、多くのサポーターの手が挙がった。2006年を最後に優勝から遠ざかっている浦和。愛するクラブの優勝を見たいからこそ、厳しい意見が飛んだ。

 「てっぺんを取りより多くの星を獲得するといった目標は、どのチームも掲げている。とても曖昧なのでは」「曺貴裁監督の熱さは伝わった。だが、逆にその熱さがパワハラ問題を生んでしまったのではないか」「もし今シーズン、中位以下に終わったら処遇はどうするのか」「浦和は100億近く売り上げがあるのに、成績が上がっていないというのは、賢くお金が使えていないのでは。経営のプロを(呼ぶことを)今後考えていないのか」。

 清水社長、堀之内SDは質問を真剣な表情で聞き、それぞれ丁寧に回答していた。事前に募集した質問にも対応。浦和は今オフ、異例といえる15人もの選手が退団し「現在のスカッドで新シーズンを戦い抜く上で十分な戦力と考えているのか」という質問が寄せられた。

 堀之内SDは「確かに人数は非常に例年、また、他クラブと比べると少ないかもしれません。ただ、本当にキャンプを通じて非常に素晴らしい選手がいると思った。複数ポジションを高いレベルでこなせる選手が複数人いる」と強調。ただ、「だからといって、現状で全ていいかというわけではもちろんありません。常にチーム状況、コンディション等を見定めた上で、適切な補強が必要であれば実行していく」と、今後の補強の可能性も示唆した。

 イベントは熱を帯び、当初の予定時間より30分延長。2人は時間ギリギリまでサポーターからの質問に答えた。7月に就任した清水新社長は「質問していただいたことをうまくフィードバックできるように考えていく」と話した。

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