「アジア・チャンピオンズリーグ・エリート準々決勝、町田1-0アルイティハド」(17日、プリンス・アブドゥラー・アル・ファイサル・スタジアム)
初出場の町田がサウジアラビアの強豪・アルイティハドを下し、4強入りを決めた。前半に“お家芸”のロングスローから先制点。その後は持ち味の堅守を発揮して、虎の子の1点を守り切った。
サウジアラビア・ジッダで開催された大アウェーの雰囲気をはねのけ、町田が新たな歴史を切り開いた。0-0の前半30分、MF林幸多郎のロングスローから、こぼれ球に反応したFWテテイェンギが左足で先制弾。「いい感じで決めることができた。チームメートみんなのおかげ」と、1月に加入した長身FWは誇らしげに語った。
後半はホームの大声援を背に猛攻を仕掛けるアルイティハド相手に劣勢となる。決定機がポストに助けられる幸運もあった中、後半40分にセットプレーからついにネットを揺らされる。つかみかけていた勝利がこぼれ落ちたと思われたが、VARが介入。プッシングのジェスチャーをしていた町田のアピールとは別のプレーでハンドがあったと判定され、ゴールが取り消しとなり九死に一生を得た。
プライドがぶつかった一戦は両軍合わせて8枚のイエローカードが出るバチバチの死闘に。判定にフラストレーションがたまった相手のセルジオコンセイソン監督が怒りをあわらにする場面もあった。後半には両ベンチ間であおり合いも見られ、両者ヒートアップ。得点取り消し後は、両監督にイエローカードが提示された。
最後の追加タイム7分をしのぎ切ると、黒田剛監督を含め町田イレブンは歓喜。黒田監督が率いる前の22年はJ2の15位だったクラブが、就任4年目でアジアの4強までたどり着いた。準決勝は21日(日本時間22日1時15分)に、ブリーラム(タイ)-シャハブ・アル・アハリ(UAE)の勝者と対戦する。