「全国高校サッカー選手権・2回戦、神戸弘陵2-1前橋育英」(31日、浦和駒場スタジアム)
前回大会優勝の前橋育英(群馬)は前半の2失点が重く、神戸弘陵(兵庫)に敗れた。山田耕介監督(66)は「完敗ですよ」と敗戦を受け止めた。
J1名古屋内定のDF久保遥夢(3年)ら昨年度の優勝経験メンバーを多く残す中で連覇を狙ったが、まさかの初戦敗退となった。前半からボールを保持するも、突破口を見いだせず。相手に前半のシュート3本中2本を沈められた。
指揮官は連覇という目標が選手の重荷になっていたと指摘。「不安は結構いっぱいあった。どうしても連覇、連覇って話・雰囲気があって。そこをわれわれ監督コーチの方でコントロールできなかったのが一番大きいかなと思う。もうちょい冷静にファイトできるようにしたかった」と責任を背負った。取材中、口調は冷静だったが、手にしていたペットボトルを繰り返し押しつぶしていた。