J1町田と黒田監督に不適切発言でけん責処分 パワハラ認定はせず Jリーグ発表

 Jリーグは23日、J1町田の黒田剛監督(55)が選手、スタッフに対して不適切な発言をしたとして、同監督および同クラブに対して、けん責処分を19日付で科したことを発表した。

 黒田監督は2023年ごろから所属選手らの前で自身の意向に沿わない選手に「造反者」といった表現を用いたり、練習中に特定のコーチを大声で怒鳴ったりしたほか、懇親会の場でスタッフへの暴言などがあったという。パワハラは認定しなかった。

 パワハラの要件には「優越的な関係を背景とした言動」「業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの」「労働者の就業環境が害されるもの」がある。この事案を担当した金山卓晴弁護士は「今回はそこまでの程度を超えているという認定は難しいと判断した」と説明。暴力等が含まれておらず、悪質性の程度が極めて高いものとはいえないとした。

 町田は公式サイトで謝罪し、「信頼を回復するため、クラブ一丸となって誠意ある行動を積み重ねていく」と声明を出した。今回の事案を巡っては、4月に一部メディアが黒田監督のパワハラ行為の疑惑を報道。第三者委員会による調査をした町田は、パワハラ行為を否定。Jリーグも独自に関係者へのヒアリングを行った。

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