車いすの木村和司氏を盟友・ラモス瑠偉氏が押して登場 セルジオ越後とともにチェアマン特別賞 受賞スピーチでも木村氏をアシストし感動エピソード披露
Jリーグの2025シーズン年間表彰式にあたる「Jリーグ・アウオーズ」が11日、横浜アリーナで行われ、チェアマン特別賞にセルジオ越後氏、ラモス瑠偉氏、木村和司氏が選ばれた。
3人は表彰式に出席したが、木村氏は車いすで参加。越後氏が先頭を歩き、その後ろを、ラモス氏が木村氏の車いすを押してステージの中央へ進んだ。
木村氏は受賞のあいさつで「こんばんは。ありがとう」とだけ。するとラモス氏がマイクを握って「和司、ちょっとシャイなところあって、なかなかしゃべらない。昔からピッチの中では天才だけど、ピッチを離れるとどうしようもない」とアシストを買って出た。
どうしても勝ちたかったJリーグ開幕戦でV川崎のラモス氏が横浜Mに敗れて落ち込んだ際のエピソードを披露。勝った横浜Mの木村氏から「わしら、この舞台で、こんな6万人の下でプレーできて幸せやで」と声を掛けられたといいラモス氏は「和司の一言でほんと私、救われた」と明かした。
ラモス氏から「覚えてないの?」と聞かれた木村氏は「覚えてる、覚えてる」と笑顔で回答。ラモス氏は「ナイス。あのときはちょっと落ち込んでいたからすごく良かった。今回もおめでとう」と木村氏の頭にキスして祝福した。





