「ルヴァン杯・準決勝、広島2-1横浜FC」(12日、エディオンピースウイング広島)
準決勝第2戦の2試合が行われ、広島は2戦合計4-1で横浜FCを下し、決勝に進出した。敵地での第1戦を2-0で勝利し、第2戦も2-1で接戦を制した。後半30分に途中出場のFWジャーメイン良(30)が勝ち越しゴールを決めた。広島は初優勝を果たした2022年以来3大会ぶりの優勝を懸け、11月1日に国立競技場で行われる柏との決勝に臨む。
見据えているのは頂点だけだ。勝利を決めたサンフレイレブンは派手に喜ぶことはなく、サポーターからの大歓声に応えた。広島が3大会ぶりにファイナルの舞台に帰ってくる。スキッベ監督は「カップ戦の方にも力を入れてきた中で、こうして決勝に進めたことは非常にうれしく思います」と大きくうなずいた。
リーグ随一のフィジカルプレーを仕掛けてくる横浜FCをいなした。前半はパスミスも多く、1-1で折り返すも後半は「自分たちが足元でサッカーをできるようになった」。そのままのスコアでも2戦合計で決勝に進出できた中、攻めの姿勢は崩さなかった。同30分にFWジャーメインがペナルティーエリア外で左足を振り抜き、痛烈なミドルシュートをゴールネットに突き刺した。
ジャーメインは右足のケガからの復帰戦だった。今季から広島に加入し、日本代表に初選出された7月のE-1選手権では1試合4得点も記録。頼れるストライカーは「ケガ明けだったので本当にうれしかった」とゴールを振り返った。
この日はカップ戦主催試合ではクラブ史上初となるチケット完売になった。ルヴァン杯に加えてリーグ戦、天皇杯、ACLEのタイトル獲得の可能性も残っており、サポーターの期待は膨らむ。「広島はタイトルを独占するチームになっていかないといけない」とジャーメインは言った。常勝チームの仲間入りへ、今年最初の歓喜の瞬間は国立で迎える。