バルセロナ、特例により“サブグランド”で試合実施へ 収容人数は6000人 メインスタンドの工事は引き続き急ピッチ
サッカースペイン1部リーグ、バルセロナが14日(日本時間15日)に行われるスペインリーグ4節バレンシア戦を、バルセロナ市郊外のクラブ総合練習場に併設しているエスタディ・ヨハン・クライフで開催すると発表した。メインスタジアムの改修工事が遅れているための措置で、9月末までその都度様子を見ながら会場を決める見通しだという。バルセロナを拠点に展開するスポーツ紙エル・ムンド・デポルティボなど複数メディアが伝えている。
記事によると、本来スペイン1部リーグの試合会場は少なくとも8000人収容が条件となっているが、普段女子チームと下部組織チームが使用している上記スタジアムは6000人。特例措置として認められた格好で、現在はVAR使用のためのカメラ設置、照明装置やピッチなど試合開催のための各種チェックが進められている。
開催地の決定・発表が遅れたのはクラブが最終段階まで本来の本拠地、スポティファイ・カンプ・ノウでの実施の可能性を探っていたため。今後は21日ヘタフェ戦、または28日のレアル・ソシエダード戦までにバルセロナ市からの工事終了の証明書を得たい考えだという。特に後者まで間に合わなければ10月1日に控える欧州チャンピオンズリーグ、PSG戦の本拠地開催が認められず、来年2月のグループリーグ終了まで昨季プレーしたエスタディ・リュイス・コンパニスを間借りしなければならなくなるという。
なお今節の会場が小規模なものになるため、チケットはクラブ会員の希望者の中で抽選により決定されることになる。また会場決定が遅れていた状況にバレンシアの選手からは「試合5日前の段階でまだどこでプレーするのか決まっていないのは信じられない」との苦情も出ていた。





