レアルの18歳新星デビューの裏でルール違反の可能性

 「スペイン1部リーグ、レアル・マドリード1-0オサスナ」(19日、マドリード)

 サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリードのアルゼンチン代表MFフランコ・マスタントゥオーノが19日、スペインリーグ開幕のオサスナ戦で同チームでのデビューを果たしたことでルール違反の可能性があることが取りざたされている。スペインのスポーツ紙マルカなどが伝えている。

 報道によると、18歳のマスタントゥオーノは14日にリバープレート(アルゼンチン)から加入したばかりで、ほぼチーム練習に参加しないままでの公式戦出場となった。問題なのはフロレンティーノ・ペレス会長が出席して入団発表するなどスター選手級の歓迎を受けながら背番号は(通常トップチーム登録下の1~25番ではなく)30番で登録は下部組織のカスティージャとなっている点。トップチームの登録枠以上に戦力を確保しようという、法律の抜け穴を突くかのような措置ではないかとの指摘が一部に出ている。

 トップとリザーブでの選手の行き来については一定のルール(選手のライセンス、年齢など)はあるものの明確な線引きはなく、今回のマスタントゥオーノの件について専門家の間でも見解に違いが出ている。今後は(1)トップチーム登録に切り替える、(2)サブチーム登録を続ける場合、同チームで一定数の試合出場が求められる、などの対応に迫られると考えられる。

 なお今回ルール違反になるかどうかについては対戦相手のオサスナが訴えを起こした時点で審議されることになるが、現状で法的手段に訴える意思はないという。

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