Ｊ１横浜Ｍに新加入したＦＷ谷村海那（２７）とＭＦユーリアラウージョ（２９）が８日、取材に応じ、それぞれ意気込みなどを語った。

　Ｊ１最下位と沈み、クラブ初の降格危機にある中での加入となった。特に６月は公式戦５試合で１得点と、得点力不足が深刻だったこともあり２人のアタッカーに期待が集まる。昨季Ｊ２で１８得点を記録した谷村は「とにかく点を取って点に絡んで、勝たせていけたら。ここから１０点取れるように頑張りたい」と決意。昨季ポルトガル２部リーグで３０試合８得点を挙げたアラウージョは「チームの一番の目標は残留だと思うので、そのために貢献していきたい。攻撃的な選手なんで、得点やアシストで。残留に貢献していきたい」と話した。

　谷村は今季もこれまでＪ２で８得点を記録。いわきでの最終戦後には涙を流した。「自分がここまで来れたのはいわきのおかげ。自分の活躍が、いわきの価値も上げることだと思うので、その覚悟を持ってきた」と力を込める。アラウージョは最後にプレーしたのは５月１８日だと明かしたが、「体を動かしてコンディションを維持していたので、今のコンディションは悪くない」と自信をのぞかせた。

　谷村はセンターフォワード、アラウージョは両ウイングでの起用が見込まれる。自身の特徴・強みについて、谷村は「自分はゴール前でのかけひきなので。クロスを上げてくれれば決められる自信がある。ワンタッチゴールだったり、そういうのをみせたい」と気合十分。その言葉を聞いたユーリは「自分はドリブルでの前の推進力だったり、ラストパスを出すことも強みにしています。安心してください。クロスは上がると思います」と会場を笑わせた。