阪神・大山 4戦4発!量産モード突入だ 八回1点差詰め寄る11号2ラン 連勝ストップで巨人に首位並ばれるも意地見せた

 「阪神3-4ヤクルト」(23日、甲子園球場)

 虎の主砲が意地の一発を放った。阪神の大山悠輔内野手(31)が1-4の八回に右中間へ11号2ラン。直近4試合で4本塁打10打点と「5番」が本領を発揮したが、あと1点届かなかった。チームは今季15度目の逆転負けで連勝が3でストップ。巨人と同率首位に並ばれ、3位ヤクルトまで0・5差の大混戦となった。

 虎党の希望を乗せた白球が聖地の夜空に打ち上げられた。この日一番の大歓声とともに、打球は右中間席の防球ネットを揺らす。チームを勇気づける今季11号。大山は口を固く結んだままダイヤモンドを一周した。

 沈みかけた空気を一掃した。1-0から一挙4失点で逆転を許した直後の八回。2死から佐藤輝が左前打で出塁すると、打席へ向かった。セットアッパーの星に対して、1ストライクから外寄り148キロ直球を豪快にスイング。1点差に詰め寄る意地の2ランを、今季4度目となる逆方向へと運んだ。

 これで6試合連続安打をマーク。直近4試合で4本塁打を放ち13打数7安打、10打点と勢いに乗っている。さらに今季43打点は、佐藤輝の47打点に次いでリーグ2位の数字だ。

 交流戦は打率1割台と低迷。「全部の流れを止めてしまっていますし、責任を感じています。すごく迷惑をかけている」と苦しい胸の内を明かしていた。それでも、最終戦の17日・楽天戦(甲子園)では今季の甲子園1号となるV弾を放つなど復調気配を漂わせていた主砲。「結局は僕のところでしっかり、やらないといけない」と決意を語っていた通りに、リーグ戦再開後から頼もしい活躍が続いている。

 ただ、チームはあと一歩及ばず敗れ、連勝は3でストップ。1ゲーム差で2位だった巨人が勝利したため同率首位に並ばれ、ヤクルトを含めてセ上位3チームが0・5ゲーム差にひしめく状況となった。

 大山の一発について問われた藤川監督は「その前にね、中盤のところで、こちらが良い攻撃を仕掛ける必要があるかなと思います。また明日以降、良いゲーム展開に持っていかなければなと思います」と言及。相手失策に乗じて先制も、七回までその1点のみに終わった攻撃を悔やんだ。

 大山も「勝ちにつながるように、また明日やりたいと思います」とだけ話し、足早にロッカールームへと引き揚げた。それでも、首位であることに変わりはない。好調続く背番号3の一発を足掛かりに“混セ”から抜け出し、独走態勢を整える。

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