首位・神戸2-0完封で横浜Mとの頂上決戦制す!大迫先制PK自己新20ゴール目!武藤ヘッド弾

 「明治安田生命J1、横浜M0-2神戸」(29日、日産スタジアム)

 頂上決戦は首位・神戸が2位横浜Mを撃破し、勝ち点4差に広げた。吉田孝行監督が「サコが取りますよ」と前日予言した通り、FW大迫勇也が自己最多20ゴール目を挙げ先制した。前半、FW武藤嘉紀がゴール前で倒されVARの結果、PKの判定。同23分、エースは右足でゴール右に冷静に沈めた。

 鹿島時代の2013年、23歳時の19ゴールを10年ぶりに塗り替える自身初の大台で得点王争い単独トップ。20ゴールは神戸では1997年、22ゴールを挙げた永島昭浩以来、26年ぶりとなった。

 前半43分には相棒も続いた。武藤がDF初瀬亮のCKをドンピシャで合わせ、豪快ヘッド。今季9得点目をゴール右に突き刺し、追加点をもぎ取った。

 前回4月22日、ホームでの対戦では2点を先制しながら逆転負け。同じ失敗は繰り返さない。2-0の後半、前線からのハイプレス、攻めの姿勢は崩さず。終盤も総力戦でリーグNo.1の得点力を誇る横浜Mを完封した。

 対横浜Mのリーグ戦連敗は5でストップ。監督は「去年最終戦で(横浜Mに)優勝を見せ付けられて、あの光景、悔しさを忘れない。われわれはチャレンジャー。彼らは王者。臆病になることもない。自分たちがやってきたことを自信を持ってやる」と話していた。神戸が昨季の雪辱を果たし、リーグ初優勝へ前進した。

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