J1札幌-川崎 後半アディショナルタイムは12分 川崎は手負い10人で戦い抜く

 前半、チーム2点目となるPKを決め喜ぶ札幌・興梠(右)
 前半、先制のPKを決める川崎・家長
 札幌に敗れ、さえない表情を見せる川崎・小林(手前)
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 「明治安田生命J1、札幌4-3川崎」(1日、札幌厚別公園競技場)

 VARでのレビューや負傷の治療もあり、後半アディショナルタイムはなんと12分。試合は終了間際の後半57分に札幌が決勝点を奪い、勝ち点3を手にした。

 後半39分、自陣ペナルティーエリア手前で川崎・橘田が交錯し、1発レッドで退場。その後、川崎GKチョンソンリョンが膝を傷めた様子で、治療を開始した。チョンソンリョンはテーピングをし、一度ゴール前に立ってプレーを再開しようとするも、足に力が入らない様子。この場面で既に、川崎は交代枠5枚を全て使い切っており、控えGK丹野のユニホームとGKグローブをピッチへと持っていった。

 しかしチョンソンリョンは意地でプレーを続行。その場は防ぎ切り、3-3のままアディショナルタイムが10分を過ぎた。

 後半57分、札幌が攻め上がり、最後はMF小柏が決勝弾。直後に試合終了のホイッスルが響いた。

 試合は前半30分に川崎・家長がPKで先制。3分後に札幌が追いつくと、同41分に興梠が追加点を奪い前半を終えた。後半は24分に川崎・知念のゴールで2-2。さらに小林がゴールを決め、川崎が1点をリードするも、38分に札幌のガブリエル・シャビエルが同点弾を沈めると、長い長いアディショナルタイムの終了間際に決勝点が生まれた。

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