16位京都が決意の声明 残り5試合「何としてもJ1に残留することが我々の最大の使命」

 J1京都は28日、公式サイトに「サンガを応援して下さる全ての皆様へ」と題した伊藤雅章社長(64)名義の声明を発表。プレーオフ圏の16位とJ2降格危機を迎える中で、残り5試合、チョウ貴裁監督(53)のもと、クラブ一丸となって残留をつかみ取る決意を示し、サポーターの応援を呼びかけた。

 今季12年ぶりにJ1に復帰した京都は開幕から健闘していたが、新型コロナの集団感染による一時的なチーム活動停止などもあり、夏場以降は失速。リーグ戦の最近10試合では1勝4分け5敗と結果を残せず、9月18日のFC東京戦(国立)の敗戦で今季ワーストととなる16位に転落した。

 次節鳥栖戦(10月1日・駅スタ)を前に声明を発表。「今シーズン、サンガは12年ぶりとなるJ1の舞台でたくさんの方々のお力添えを頂き、全力で戦い続けています。しかし、多くの好ゲームを展開しながらも、ここまでの戦いにおいて充分な勝点を積み重ねることが出来ておらず、皆様にも大変なご心配をおかけしていることと思います」と現状を伝えた。「今、目の前の現実に真摯に向き合い、何としてもJ1に残留することが我々の最大の使命であり、サンガの未来への責任だと考えています。そして、今年、J1残留を成し遂げることによって、皆様とともに歩むべき新たなアドベンチャーの道が大きく拓けることを確信しています」と方針を明確にした。

 昨季から指揮を執るチョウ監督への信頼も強調。「チョウ監督を筆頭に選手たちも何とかこの状況を打破すべく、懸命に努力し戦い続けています。シュートの決定力、身体を投げ出すディフェンス、最後まであきらめない精神力、コンディショニング、チョウ監督の采配、全て勝利のために必要な力です」。その上で「しかし、今の我々にとって、さらに必要な大きな力とは何か、それは、ファン・サポーターの皆様、スポンサーの皆様、行政や地域の皆様、その他すべての関係者の皆様、そして、選手、スタッフ、フロント一人ひとりに至るまで、思いを一つに戦うことであると考えております」と、ここまでの支援に感謝しながら、さらなる応援を呼びかけた。

 最後に「今シーズン残り5試合となりましたが、皆様とともに“心を一つに”戦い抜くことで残留という使命を必ずや達成できるものと確信しています。クラブとしても皆様への感謝の思いを胸に懸命に戦います。皆様も最後までサンガと共に戦って下さい。そして、その先にある新しい未来へのアドベンチャーを共に歩みましょう」と残留争いを勝ち抜く決意を示した。

 リーグ戦では残留争いの京都だが、天皇杯ではベスト4に進出。10月5日に決勝進出をかけて広島との準決勝(サンガS)に臨む。

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