J1神戸・イニエスタ 新サッカーシューズアパレルブランド「Capitten」立ち上げ
J1神戸のMFアンドレス・イニエスタが8日、新たなサッカーシューズアパレルブランド「Capitten」を立ち上げ、東京・国立競技場で発表会を行った。
2020年に神戸で天皇杯優勝を飾った「思い出の地」国立を発表の場に選んだ。イニエスタは「今までのサッカー選手としての全てのキャリア、また一人の人間として人生で学んだこと、サッカーが持つもの価値、ハードワーク、その中でも野望、野心的なものを全てを込めた」と新ブランドへの思いを説明した。
今回の新ブランドはイニエスタがプロとしてのキャリアを通じて培った知見に25年以上に渡ってサッカーシューズを作り続けてきた日本初の「フットウエアクリエイター」である井上晋平氏の技能が加わり誕生した。
「スパイクは仕事で使う中で最も重要。愛情を持って使い込んでいる」とイニエスタ。サッカー選手がブランドを立ち上げオリジナルスパイクを作り上げるのは世界初となる。
「ぜひ試してほしい。手にとってとにかく履いてみてください」とアピール。日夜サッカーに励む若年層からサッカーを趣味として週末に活動する層まで幅広いターゲットに向けて販売する。
所属する神戸は天皇杯、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)も敗退が決まり、リーグも残り8試合で自動降格圏の17位と厳しい状況にある。イニエスタ自身も8月6日のC大阪戦以来出場がなく公式戦ではルヴァン杯準々決勝第2戦の福岡戦から6試合連続欠場中。「このスパイクを履いてコンディションを整えてよりよいプレーを見せていけるように頑張ります」と新ブランドを立ち上げ、気持ちも新たにプレーでの巻き返しも狙う。