浦和 決勝進出 延長終了間際に同点追いつきPK戦制した 17年大会以来の3度目王者へ
「ACL・準決勝、浦和2(PK3-1)2全北」(25日、埼玉スタジアム)
東地区の準決勝が行われ、3度目の優勝を狙う日本勢の浦和がPK戦の末、全北(韓国)を破って、3大会ぶりの決勝進出を決めた。1-2の延長後半終了間際、FWユンカーの劇弾で追い付き2-2でPK戦に突入。GK西川が連続セーブで勝利を導いた。決勝は来年2月19、26日にホームアンドアウェー方式で開催され、西地区を勝ち上がった相手と顔を合わせる。
120分間で決着はつかずPK戦までもつれる激闘を制した。延長後半11分に一時は逆転を許したが、試合終了間際にFWユンカーが劇的同点弾。執念を見せPK戦に突入し、GK西川が相手の1、2番目のキッカーをストップ。「19年のリベンジする場所に帰られた」。PK3-1で準優勝だった19年以来の決勝進出を決めた。
全北との過去の対戦成績は2勝1分け3敗。直近の対戦では19年に1次リーグで2連敗と苦戦を強いられてきた。ただ、今回は完全ホームで「声出しエリア」が設置され、サポーターの歓声に背中を押された。
試合前にはゴール裏に巨大なACL優勝トロフィーの人文字が作られるなどスタジアムが一体となった。西川が「後ろで心強いサポーターがプレッシャーをかけてくれた」とPK戦では相手キッカーにゴール裏からサポ-ターが旗を振り、プレッシャーをかけた。
3試合連続の延長戦となっていた韓国王者をなんとか退けた。17年大会以来3度目のアジア制覇へあと一歩に迫った。




