Ｊ１Ｇ大阪の片野坂知宏監督（５１）が１５日、大阪ダービー・Ｃ大阪戦（１６日・パナスタ）に向けてオンライン取材に応じた。この試合から出場が可能になる今夏加入のＦＷ鈴木武蔵（２８）、食野亮太郎（２４）について「戦える準備はできている」と起用を示唆した。

　現在、天皇杯を含めて公式戦３連敗中。リーグ戦順位も１５位と降格圏が迫るＧ大阪は今夏に鈴木、食野と攻撃陣を補強。片野坂監督は「戦える準備はできていると思います。プレーもだいぶ試合できる状態になってきている。チャンスであればどういうタイミングで行くか考えながら、しっかりプランを練った中で戦おうと思う」と２人が出場できる状態にあることを明言した。

　鈴木は１日から、食野は８日から合流と連係面に不安を残すが、チーム状況を一変させる活躍が待たれる。「武蔵に関してはＦＷとして得点。そして彼の特長のスピードでチームに貢献してくれたら。亮太郎は攻撃的な選手として前線での起点、ドリブルの仕掛け、ハードワークができる選手。そういったところで力を発揮してほしい」と指揮官は話した。

　プライドを懸けたホームでの大阪ダービー。片野坂監督は「今の我々のチーム状況、流れを断ち切るには明日のゲームが非常にいいタイミング」と必勝を誓った。