本多灯、28年ロス五輪可能性が消滅 日本水連1年9カ月の資格停止処分 危険運転致傷で有罪判決 金子専務理事「代表入り可能性の忖度は考えない」本人からの弁明なし

 日本水泳連盟は4日、都内で倫理委員会を開催し、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の罪で拘禁1年、執行猶予3年の有罪判決となった21年東京五輪200メートルバタフライ銀メダルの本多灯の処分を決定した。21カ月(1年9カ月)の競技者登録資格の停止。28年4月に開催予定の日本代表選考会にエントリーできないため、28年ロサンゼルス五輪出場の可能性が消滅した。

 本人には事前に通知し、1週間の弁明期間を設けたが、弁明はなかったため、処分内容が正式に決定。有効期間は、あす日本水連が郵送する処分の通知書が、本人の手元に届いたことを確認できてから開始される。

 本多は、昨年11月21日に東京都多摩市の制限速度が時速30キロの道路を、時速88~108キロで運転し、対向車線にはみ出して向かいから来た車と衝突。相手に28日の加療を要する顔面打撲や胸骨骨折などのけがを負わせた。日本水連には事故から約9カ月も遅れて報告。8月25日には初公判が行われ、9月9日に拘禁1年、執行猶予3年の有罪判決が言い渡された。

 この日、取材に応じた金子日出澄専務理事は「危険運転致傷はかなり重大な事故と認識し、本人が約9カ月も遅れて報告したことは重く受け止めている」と説明。当初は競技者登録資格停止は2年間とする方針もあったが、愛知・名古屋アジア大会などの開催で処分の決定が遅れたこと、被害者が厳しい処分を望んでいないこと、本多が被害者に対して保険金とは別に150万円の支払いを行うなど反省を示していること、などの理由から3カ月減の21カ月(1年9カ月)の処分となった。

 金子専務理事は「われわれも重く受け止めている。顧問弁護士とも話した上での見解。代表入りの可能性があるからなど、一切それを忖度(そんたく)は考えないことがスタート地点だった。この決定は覆らない」と述べた。

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