G大阪・片野坂監督「プランからはちょっとずれてしまった」活動休止経て練習再開

 活動を再開したJ1G大阪の片野坂知宏監督(50)が7日、オンライン取材に対応。トップチームで計12人が新型コロナウイルス陽性判定を受けたことでチームは一時活動休止を余儀なくされたが、19日の開幕戦・鹿島戦(パナスタ)に向けた現在の状況を説明した。

 G大阪は1月18日から29日まで沖縄キャンプを実施。最終日に抗原検査を行い、全員の陰性を確認して帰阪した。しかし帰阪後の30日に体調不良を訴える選手が出て、その後に検査を行ったところトップチーム選手9人(うち1人はアカデミー所属)、スタッフ3人の計12人が陽性判定となった。チームは活動休止となり、今月5日からPCR検査で陰性が確認された選手に限り練習を再開した。

 今季就任した片野坂監督は「沖縄キャンプでも感染対策をしっかりしていたんですけど、キャンプが無事に終わって帰ってきて感染者が出てしまった。まず感染症の怖さというか、いつどこにどういうものがあるか分からない中でこういうことになったのが非常に残念」と話した。5日に予定していたJ1京都とのプレシーズンマッチも中止となった。「準公式戦ということで、開幕の準備をする1週間にあてたかったのがこういうことになってしまったので自分が描いていたプランからはちょっとずれてしまった」と開幕への影響もある。

 練習参加の人数は限られているためゲーム形式も難しく、今後予定している対外試合も決行できるのか分からない状況。G大阪は昨季も開幕直後に集団感染で活動休止となり、そのまま調子を戻すことなくシーズンを終えた。片野坂監督は「シーズン中でなくて良かったなというところも思いますし、シーズン中でもありえることだろうとも思います。とにかく防げることはしっかり対策を練ってやること。コロナにしてもけがにしてもそうですし、できるだけシーズン通して戦力維持、底上げをやっていかないと良い結果にはつながらない」と話した。

 今季主将に就任したMF倉田は「陰性組は休まずできたので、そこまでコンディションは落ちていない。あとは陽性組が帰ってきてというところだと思いますけど、焦らずに今ベースはできつつあるので体力をしっかり戻せば開幕からいいスタートを切る自信はあります」と前向きに話した。

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