C大阪・梶野統括部長「声をかけた中ではほぼ全選手が来てくれた」今季編成を説明
J1C大阪が14日、ヨドコウ桜スタジアムで今季初練習とチーム始動会見を行った。小菊昭雄監督(46)が「勝ち点60、得点55、失点34」と今季の具体的な数値目標を明らかにした。
会見には今季新加入選手が出席。新加入選手は11人いるが、FWジェアン・パトリッキは新規入国停止でまだ来日できておらず、FWブルーノメンデスは入国後の隔離期間中。MF上門知樹は体調不良で欠席した。
会見で梶野智チーム統括部長(56)が今季の補強と編成について説明した。「各ポジションに同じレベルの選手をそろえた。どの選手が試合に出てもレベルの変わらない同じ戦いができるチームにした」と方針を語った。「各選手がポジション争いをすることで勝者のメンタルを養い、常にアジアを狙うクラブとしてより勝ちにこだわり、3位以内、タイトルを狙います」と明言した。
新加入選手については「J1で実績のある山中選手、鈴木選手を始め、J2でも活躍し、セレッソに入り、成長していくような選手をそろえた。セレッソのスタイルに合う選手を補強した」と狙いを語る。同じポジションに同レベルの選手をそろえるため昨年末にリストアップした選手のうち「ほぼ全員が上位の選手。今回、選手に声をかけた中ではほぼ全選手が来てくれた。だから僕自身ワクワクしています」と思い描いた編成ができたことを強調した。
ポルトガル1部サンタクララから完全移籍加入する期待のパトリッキについてはベルギー1部オーステンデに期限付き移籍したMF坂元達裕の代役としても期待している。「ポルトガルの情報もたくさん入ってきていまして、年間通して映像で見ていた中で年齢も若いしブラジル人。今回6年ぶりに坂元が(C大阪から)ヨーロッパに行ったんですけども、坂元の(欧州挑戦)話もちらほら出てきた中で、日本人も含め外国人の同じポジションの選手を補強も考えて、彼もリストアップした中での上位の選手。あと半年ぐらい契約が残っている中でいいタイミングで獲得できた」。プレースタイルについては「左サイド、右サイド。サイド系の選手です」と説明した。