C大阪MF西川潤が鳥栖に期限付き移籍へ 久保建と同学年 出場機会求め決断

 J1C大阪のMF西川潤(19)が来季は鳥栖に期限付き移籍することが27日までに濃厚となった。既にクラブ間合意に達しているという。

 パリ五輪世代で日本代表MF久保建英(マジョルカ)と同学年にあたる西川は、各年代別代表に名を連ねるなど早くから将来を嘱望されていた。神奈川・桐光学園高時代にはドイツ1部レーバークーゼンに練習参加。2020年のC大阪加入後もスペイン1部バルセロナが獲得に興味を示していた。

 2019年には17歳でU-20(20歳以下)W杯に飛び級出場。同年のU-17W杯にも出場しベスト16進出に貢献した。今年開催予定だったU-20W杯での活躍も期待されたが、新型コロナウイルスの影響で大会は中止となっていた。

 潜在能力に疑いのないレフティーだが、プロ入り後はキャリアが停滞。今季は自己最多の17試合に出場したが、先発出場は6試合で無得点に終わった。プロ2年間でJ1通算30試合1得点にとどまり、さらなる出場機会を求めて背水の決断を下した。

 今季7位と躍進した鳥栖だが、財政難もあって主力選手や有望な若手の流出が止まらない。攻撃陣の選手層も手薄で西川に懸かる期待も大きい。20歳を迎える来季、新天地での覚醒が待たれる。

 ◆西川潤(にしかわ・じゅん)2002年2月21日、神奈川県川崎市出身。青葉FC-横浜Mジュニアユースを経て、神奈川・桐光学園高在学中の2019年にC大阪加入が内定。同年3月に特別指定選手としてルヴァン杯神戸戦で公式戦デビューした。正式加入した20年8月の柏戦でJ1初ゴール。180センチ、70キロ。利き足は左。

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