J1浦和 徳島MF岩尾憲を獲得へ ロドリゲス監督の“頭脳”に正式オファー

 天皇杯を制したJ1浦和が来季の新戦力として、J2に降格した徳島MF岩尾憲(33)の獲得に乗り出していることが19日、複数の関係者の話で分かった。既に正式オファーを提示しており、合意を目指していく。

 群馬県出身の岩尾は日体大から2011年に湘南入り。水戸への期限付き移籍を経て、16年に徳島へ完全移籍した。中盤の底から正確なパスと広い視野で試合を組み立てる司令塔。ボール奪取力にも優れ、守備での貢献度も高い。今季37試合に出場するなど、徳島の絶対的な主軸として稼働した。

 浦和のロドリゲス監督は徳島時代に岩尾をピッチ上の“頭脳”として据え、7季ぶりのJ1昇格を成し遂げた。17年から主将を務める人間性も高く評価。愛弟子を招き入れ、中盤をさらに強固なものとする。

 また、J2大宮からDF馬渡和彰(30)、J2琉球からDF知念哲矢(24)らを獲得することが濃厚となっており、鹿島のDF犬飼智也(28)には正式オファーを提示し、合意を目指している。

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