セルティックが前田&旗手&井手口獲りへ正式オファー 前田は移籍金2億6千万円

 サッカーのスコットランド・プレミアリーグのセルティックが、J1横浜Mの日本代表FW前田大然(24)、J1川崎の日本代表FW旗手怜央(24)、J1G大阪の元日本代表MF井手口陽介(25)に完全移籍での獲得オファーを提示していることが4日、複数の関係者の話で分かった。前田と井手口は2度目の欧州挑戦となる。

 スコットランドの名門が日本人選手3人に欧州への“招待状”を送った。前田、旗手、井手口に対し、セルティックから完全移籍での正式オファーが届いた。3人は来季以降も所属先との契約を残している。前田には推定200万ユーロ(約2億6千万円)の移籍金を提示。旗手、井手口にも移籍金を支払う意思を示しているが、旗手については設定金額に届いておらず、交渉の行方が注目される。

 前田は今季23得点を挙げて自身初となる得点王の称号を手中にし、「まさか自分がこうなるとは想像していなかった」と喜びを語った。複数クラブが獲得に乗り出したが、横浜Mで成長に導いてくれたポステコグルー監督の下でのプレーを選択。豊富な運動量とボール奪取能力に定評のある井手口と共に欧州再挑戦に乗り出す。井手口はポステコグルー監督がオーストラリア代表を率いていた17年8月のW杯ロシア大会アジア最終予選で強烈なミドルシュートを決めて、鮮烈な印象を残していた。

 大卒2年目の旗手は2年連続で30試合以上に出場し、川崎の連覇に大きく貢献した。FW登録ながら攻撃的な中盤でもプレー可能で、今季は左サイドバックとしても新境地を開いた万能型。11月には出場機会こそ得られなかったがDF登録で日本代表に招集された。

 セルティックでは今夏に加入した日本代表FW古橋が公式戦22試合14得点と圧倒的な結果を出しており、日本人選手への評価が高まっている。6月まで横浜Mを率いたポステコグルー監督は日本人の特長を熟知しており、適応への障害は少ない。交渉が合意に達すれば欧州の移籍市場が開く来年1月に海を渡り、新たな一歩を踏み出すことになる。

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