なでしこジャパン オランダ代表に無得点ドロー 欧州レベルUPに課題確認

 「女子サッカー国際親善試合、オランダ0-0日本」(29日、ハーグ) 

 国際サッカー連盟(FIFA)ランク13位の日本代表は同4位のオランダと0-0で引き分けた。主力の大半を欠く相手から得点できなかった。池田太監督体制で初の海外遠征は、0-2で敗れたアイスランド戦と合わせて1分け1敗だった。来年1月には2023年女子W杯予選を兼ねたアジア杯(インド)に出場する。

 2戦目も得点を奪えず、勝利も手にできなかった。池田監督は「世界と戦う上で質を上げていかないといけない部分は多々ある。日常の厳しさは、もっともっと求めていきたい」と語った。

 同監督が率いて優勝した2018年U-20女子W杯ワールドカップのメンバーが今回は9人参加。オランダ戦はともに22歳のMF長野、宮沢らが先発したが、普段と違うリーチの長さや間合いに戸惑い、パスがずれる場面もあって無得点だった。

 DF熊谷は若手の伸びしろに期待しながらも、球際の争いでの問題点を指摘。「個々として戦えていない場面は多く出た。ピッチに立ったら若いとかは関係ない。自分も含めて、戦えるようになっていかないと」と奮起を促す。

 欧米勢がレベルアップし、国際試合のプレー強度は年々高くなっている。長野は「久しぶりに海外の選手とやって世界の基準を体感できた。(自分も)球際の強さ、全体的な力強さは以前に比べて増したと思うが、まだまだ」と成長を期した。

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