京都12年ぶりJ1昇格なるか チョウ貴裁監督「いい意味で自然体で」

 12年ぶりのJ1昇格を次節・秋田戦(14日・サンガS)にも決める可能性があるJ2京都のチョウ貴裁監督(52)が12日、オンライン取材に応じ「いい意味で自然体でやっていきたい」と話した。収容人数上限を50%(約1万800人)として販売しているチケットはホーム席は完売。期待が高まっている。

 2位京都の次戦での昇格条件は次の通り。

 ▽13日

 ・3位長崎が13日の栃木戦(トラスタ)で敗戦

 ▽14日

 ・京都が勝利

 ・4位甲府が松本戦(JITス)で引き分け以下

 この条件を満たした場合、京都のJ1昇格が決まる。チョウ監督は「今の京都がそういう順位にいるから、期待や楽しみを持っていらっしゃる方がたくさんいるというのはクラブにとってもすごくいいこと。何より今のコロナ禍の中で制限いっぱいまでチケットが売れてホームゲームができるのは何ものにも代えがたい喜び」とその瞬間を待つ。

 その上でこう続ける。「自分たちがこのリーグで昇格する、優勝するんだというのはみんな心の中にあったと思いますけども、それよりも日々のサンガタウンでのプレーが試合の内容につながって勝利を得るようにと思ってきた。要は二兎追う者は一兎も得ずじゃなくて、二兎をずっと追っているつもりなので」。だからこそ昇格が懸かるからといって特別意識する必要はないという。「今週やることを変えたりとかではなくて、いい意味で自然体でやっていきたい。今日の練習を見たら、選手も磐田戦の負けた悔しさを晴らそうという気持ちでやってくれると思うので。そこが次の試合のポイントかなと僕自身は思っています」と語った。

 7日の首位磐田戦(ヤマハ)は0-1で敗戦。秋田には3月にアウェーで0-1で敗れている。秋田戦後、チームは15戦負けなしと上昇していく。秋田戦で失点に絡み前半で交代したDF白井康介は思い返す。「チョウさんも負けた後に言っていたんですけど、この負けが序盤で良かったと。序盤戦でこういうミスがあってチームとしてこれはだめだぞというのはあったので。反面教師じゃないですけど、そういうところでチームは締まったのかなと思います。個人的にはあのミスで5試合ぐらいメンバーから外れていろいろ考えさせられる時間があったんですけど、いい時間だったのかなと思います」と分岐点となった一戦を振り返った。

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