大迫の穴埋めた!神戸・ドウグラス意地ヘッド 三浦監督「見事にはまった」

 「明治安田生命J1、神戸1-0福岡」(16日、ノエビアスタジアム神戸)

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権獲得を目指す3位の神戸は、FWドウグラス(33)の決勝ゴールで福岡に1-0で競り勝った。浦和-G大阪は1-1で引き分けた。横浜Mは札幌に2-1で逆転勝ち。横浜FCは徳島を5-3で破り、2連勝で最下位を脱した。

 エースが離脱した神戸で6試合ぶりに出場機会を得たドウグラスが意地を見せた。後半41分、左サイド深い位置からDF初瀬が入れたハイボールのクロスを仕留めた。「相手よりも先に跳ぶことができていけると思った」。10試合ぶりの今季6点目が勝負を決めた。

 今夏に神戸は武藤、大迫、ボージャンと前線を補強。ドウグラスは負傷も重なり、出場機会は激減した。8月28日のFC東京戦以来の出場だった。

 後半16分、ボージャンに代わって出場。「彼の持ち味であるヘディング。そこを狙っての起用でもあったんですけど、見事にはまった。素晴らしいプレーを与えられた時間の中でしてくれた」と三浦監督も絶賛した。

 FWの軸である大迫がW杯アジア最終予選・オーストラリア戦(12日・埼玉)で負傷。目標のACL出場権獲得には大迫に代わる選手の活躍が必要になる。「これを続けてヴィッセルのチームワークを示し続けたい」とドウグラス。4位名古屋に勝ち点3差をつける価値ある勝利となった。

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