日本サッカー協会は２８日、Ｗ杯カタール大会アジア最終予選サウジアラビア戦（１０月７日、ジッダ）とオーストラリア戦（同１２日、埼玉スタジアム）に臨む日本代表メンバー２５人を発表し、ＭＦ南野拓実（２６）＝リバプール＝らが選ばれた。南野は左太ももの違和感で９月のオマーン戦を欠場し、中国戦を前に途中離脱していた。

　今夏にＪ１川崎からドイツ２部デュッセルドルフに完全移籍し、東京五輪でも活躍したＭＦ田中碧（２３）が最終予選では初選出された。田中は２０１９年の東アジアＥ－１選手権で日本代表に初招集されていた。欧州で視察中の森保一監督（５３）は田中について「実力的には間違いない。将来Ａ代表に食い込んでもらわないといけない選手」などと高く評価していた。

　９月の最終予選メンバーから、右膝を負傷しているＦＷ古橋亨梧（２６）＝セルティック、ＭＦ久保建英（２０）＝マジョルカ＝が外れた。ＭＦ伊東純也（２８）＝ゲンク＝は累積警告でサウジアラビア戦は出場停止となる。

　日本代表メンバーは以下の通り

　ＧＫ　川島永嗣（ストラスブール）権田修一（清水）谷晃生（湘南）

　ＤＦ　長友佑都（ＦＣ東京）吉田麻也（サンプドリア）酒井宏樹（浦和）室屋成（ハノーバー）植田直通（ニーム）板倉滉（シャルケ）中山雄太（ズウォレ）冨安健洋（ボローニャ）橋岡大樹（シントトロイデン）

　ＭＦ　原口元気（ウニオン・ベルリン）柴崎岳（レガネス）遠藤航（シュツットガルト）伊東純也（ゲンク）浅野拓磨（ボーフム）南野拓実（リバプール）守田英正（サンタクララ）鎌田大地（アイントラハト・フランクフルト）三好康児（アントワープ）堂安律（ＰＳＶアイントホーフェン）田中碧（デュッセルドルフ）

　ＦＷ　大迫勇也（神戸）オナイウ阿道（トゥールーズ）

　最終予選はＡ、Ｂ組各６チームの２位までがＷ杯出場権を獲得し、３位同士の勝者は大陸間プレーオフに回る。日本は２試合を終えて１勝１敗の４位。サウジアラビアとオーストラリアはともに２連勝している。