Jリーグが10月からイベント人数緩和の実証実験開始へ J1名古屋、神戸など参加方針
Jリーグの村井満チェアマン(62)は27日、新型コロナワクチンの接種証明などを使ったイベントの人数制限緩和について、早ければ10月1日にも実証実験を開始する意向を表明した。東京都内で開かれた西村康稔経済再生担当相とスポーツ関係者との意見交換の場に参加した。
Jリーグでは入場制限について、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の対象地域は上限5千人か収容人数の50%の少ない方となっており、解除後も1カ月間は経過措置として上限1万人もしくは50%の少ない方で開催すると定めている。
実証実験では新型コロナワクチンの2回接種済証や検査の陰性証明で制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」を活用することで、経過措置期間でも入場者数の制限を緩和することを検討している。
J1名古屋は17日に、10月6日のルヴァン杯準決勝のFC東京戦(豊田ス)で「ワクチン接種2回完了者、PCR検査陰性対象者チケット」の販売を検討していると発表しており、Jリーグでは最初の実証実験の対象試合となる見通し。J1神戸なども参加の意向を表明しているといい、10月16日にノエビアスタジアム神戸で行われる福岡戦が対象になるとみられる。
また、関係者によると、日本サッカー協会は10月12日に埼玉スタジアムで日本代表とサウジアラビア代表が対戦するカタールW杯アジア最終予選での実証実験の実施に向けて政府、自治体と調整しているという。