横浜M 逆転Vへ痛恨ドロー 直近4試合で勝ち点4と失速 4試合連続で先制点献上

 「明治安田生命J1、横浜FC2-2横浜M」(25日、ニッパツ三ツ沢球技場)

 2位横浜Mと最下位横浜FCとの「横浜ダービー」は2-2で引き分けた。横浜MはFW前田大然(23)のゴールで一時は逆転したが、終了間際の後半44分に追い付かれ、勝ち点66で首位川崎と6差、横浜FCは勝ち点19。

 2年ぶりの優勝が遠のく、手痛い引き分けとなった。MF渡辺が退場となり、10人の数的不利に陥りながら、後半32分に前田が得点ランク単独首位に立つ今季16得点目を決めて一時は勝ち越した。だが、終了間際に悪夢が待っていた。

 13戦無敗で首位川崎を追走し、一時は勝ち点1差まで迫ったが、直近4試合で得た勝ち点はわずか4と失速した。要因は4試合連続で前半に先制を許す試合運びにあることは明白だった。DF畠中が負傷で今季絶望。戦列を離れていたチアゴマルチンスが6試合ぶりに復帰したが、最終ラインの不安定さは解消されなかった。

 マスカット監督は「(先制されると)自分たちを苦しめてしまう」と浮かない表情で、前田は「攻撃陣が先に点を取らないと難しい試合になる。もっと点を取らないといけない」と自らを責めた。

 川崎が26日の湘南戦に勝利すると、残り8試合で勝ち点9差に広がる。前田は「下を向いても終わってしまったことはしょうがない。全部勝つくらいの気持ちでやっていきたい」と顔を上げた。

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