DF吉田「勝つだけ」絶対に負けられない中国戦へ決意 4度繰り返した「巻き返す」

 中国戦に向けた練習で、森保監督(中央)を中心に円陣を組む日本代表イレブン=5日(c)JFA
 中国戦に向け調整する吉田(中央)=5日(c)JFA
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 「W杯アジア最終予選、中国-日本」(7日、ドーハ)

 日本代表は6日、W杯カタール大会アジア最終予選第2戦の中国戦(7日、カタール・ドーハ)に向け、オンライン取材に応じた。2日のホームでの初戦・オマーン戦に敗れており、主将のDF吉田麻也(33)は「勝つだけです」と短い言葉に決意を込めた。

 主将の決意は簡潔だった。「勝つだけです」。吉田の短い言葉が、中国戦における唯一無二の目的をより明確にした。

 初戦のオマーン戦はホームで敗れる失態を演じた。森保監督は「意思統一できる絵を(選手に)持たせてあげられなかった」と反省。吉田はより具体的に「緩んでいなかったが、勢いが足りなかった。2次予選の延長や親善試合のような雰囲気があったかもしれない」と甘さを認めた。

 日本が初めてW杯出場権を獲得した1998年W杯フランス大会以降、最終予選で連敗を喫したことはない。中国戦の持つ意味は単なる1試合ではないが、「チームが苦しい時こそ引っ張れる選手になりたい」と主将の重責と向き合った。

 窮地に追い込まれたことでチームは変化したという。「確実にみんなの意識は変わった。練習を見ていても感じる」と逆襲への手応えを得ている。揺るがぬ意思を「巻き返す」という言葉に込め、4度も繰り返した。

 ロシアW杯後に長谷部から受け継いだキャプテンマークはすっかり左腕になじんだ。自身3度目の最終予選に「常に気持ちに大きな火を燃やせるようにしないといけない」。熱を帯びた言葉はチームを燃え上がらせるはずだ。

 勝利が義務付けられた一戦は、森保監督が現役時代に“ドーハの悲劇”を経験した因縁の地で行われる。指揮官は「ドーハの思い出は過去のこと、完全に個人的なこと。次の試合に絶対に勝つという準備しかしていない」と過去を封印した。再び“悲劇”を繰り返すわけにはいかない。

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