C大阪・西尾が痛恨OG クルピ監督3戦ぶり復帰も黒星

後半、オウンゴールで勝ち越しを許したC大阪・GK金鎮鉉(右)=ヤンマー
前半、ヘディングで同点ゴールを決めるC大阪・進藤(左から2人目)=ヤンマー
徳島に敗れ、肩を落とすC大阪イレブン=ヤンマー
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 「明治安田生命J1、C大阪1-2徳島」(14日、ヤンマースタジアム長居)

 復帰戦を白星で飾ることができなかった。レビー・クルピ監督が3試合ぶりにベンチ入りしたC大阪は、後半45分にDF西尾隆矢(19)の痛恨のオウンゴールで黒星を喫した。

 終了間際のオウンゴールで勝ち点1も逃した。クルピ監督は「納得のいくパフォーマンスではなかった。残念ながらオウンゴールも出て、勝利に値する部分を出せていなかった」と難しい表情で振り返った。

 小菊コーチが指揮を執った10日の福岡戦と同じスタメンで臨んだが、徳島の鋭いプレスに苦戦。先制を許した後の前半34分にMF藤田のロングスローからDF進藤がヘッドで移籍後初ゴールを決めて同点としたが、後半45分に徳島MF岸本のクロスを西尾がクリアミス。そのままネットを揺らし、これが決勝点となった。一時は同点となるゴールを決めた進藤は「ああいうミスは誰もが通ること。僕も自分のミスで負けたことがある。そういうミスを全員でカバーしていかないといけない」とCBの相棒をかばった。

 クルピ監督は6日にJリーグ基準で新型コロナ濃厚接触疑い者となったため、陰性が確認された後も安全面を考慮したクラブの判断で計2試合ベンチ入りしなかった。復帰戦となったこの試合ではFW大久保、MF西川をハーフタイムで交代させるなどして勝ち点3を狙った。しかし「攻撃に関しては低調なパフォーマンスに終わってしまった」というように持ち味は発揮できず、チームは3戦連続勝利なしとなった。

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