C大阪FW中島元彦がJ1初ゴール 鮮やかミドル J屈指の「ウイイレ」凄腕

 後半、ゴールを決めるC大阪・中島(左)
 後半、ゴールを決め喜ぶC大阪・中島(右端)ら
 福岡と引き分けたC大阪
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 「明治安田生命J1、C大阪2-2福岡」(10日、ヤンマースタジアム長居)

 2試合連続でクルピ監督不在となったC大阪は2-2で引き分け。退場者を出した相手から勝利を逃したが、途中出場のFW中島元彦(21)とFW加藤陸次樹(23)がゴール。負傷者、新型コロナの影響で本来のメンバーが組めない中、新戦力の台頭が収穫となった。

 中島はJ1初ゴール。この試合の指揮を執った小菊昭雄コーチ(45)の「相手がリトリートしてサイドからのクロスは高さではね返される。元彦のパンチ力、ミドルシュートに期待して投入した」という期待に応える見事な左足同点ミドルを決めた。

 18年にトップチーム昇格後、J3U-23C大阪で活動し、昨季はJ2新潟への期限付き移籍で経験を積んだ。「自分自身ユースから昇格してすぐ活躍するイメージだったが、うまくいかずU-23でプレーした。そこで短所だったスプリント、走力が改善された。ミドルシュートは通用していたのでJ1の舞台でも決めることができて良かった」。攻撃的チームの中でも光るシュート力で存在をアピールした。サッカーゲーム「ウイニングイレブン」の全国大会で上位入賞したこともあるJリーグきってのe-スポーツの達人でもある。

 C大阪では6日の横浜M戦(日産ス)までにトップチーム選手1人と関係者2人が新型コロナ陽性判定を受けた。Jリーグ独自の基準で選手3人、関係者2人が濃厚接触疑い者となったため横浜M戦では、その前の鳥栖戦のメンバーからFW大久保、DF丸橋、瀬古、GK松井が外れた。この試合では大久保、丸橋が先発に復帰し、松井もベンチ入りした。クルピ監督に関しては、より慎重かつ最大限の安全面を考慮し、クラブ独自の判断で福岡戦の指揮を執らないことを決定した。

 小菊コーチは「選手たちは同点、逆転とよく戦ってくれたが、私のマネジメント不足から勝ちゲームにできなかったことに申し訳なく思うし、残念」と話した。

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