神戸・菊池が100分同点ヘッド ドローに持ち込み川崎止めた
「明治安田生命J1、神戸1-1川崎」(17日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸は後半ロスタイムに追いついて1-1で引き分け、首位川崎の開幕からの連勝を5で止めた。
“銀狼”の劇的な一撃で神戸が引き分けに持ち込み、川崎の開幕連勝を5で止めた。敗色濃厚で迎えた後半55分、前線に残っていたDF菊池は「(初瀬)亮が上げてくれると信じていた」と、DF初瀬のクロスを頭で押し込んだ。髪を銀色に染めて臨んだ試合でチームを敗戦から救い、歓喜の雄叫びを上げた。
MF山口が「前から連動した守備がうまくできた」と振り返ったように、チーム全体で豊富な運動量による果敢な守備が機能。他チームが手を焼く川崎MF三笘を封じ込めるなど、三浦監督は「狙い通りの展開で進んだ。守備に関してはめちゃくちゃ良かった」と手応えをにじませた。
勝利こそ逃したが、王者相手に得た勝ち点1は、今後に向けて数字以上の価値を持つはずだ。