神戸・古橋男泣き「去年勝てなくて…」鮮やかループ決勝弾で下馬評覆す開幕完封勝利

後半、先制ゴールを決めるヴィッセル神戸・古橋亨梧(左)=ノエビアスタジアム神戸(撮影・高部洋祐)
後半、先制ゴールを決め、選手交代でベンチに戻ったヴィッセル神戸・古橋亨梧(右)を抱きしめるヴィッセル神戸・三浦淳寛監督=ノエビアスタジアム神戸(撮影・高部洋祐)
後半、先制ゴールを決め、仲間の祝福を受けるヴィッセル神戸・古橋亨梧(右手前)=ノエビアスタジアム神戸(撮影・高部洋祐)
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 「明治安田生命J1、神戸1-0G大阪」(27日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸が日本代表FW古橋亨梧(26)の鮮やかなループシュートで開幕白星を飾った。後半34分、MF山口の浮き球スルーパスに反応。抜群のスピードでG大阪DF昌子を一瞬置き去りにすると、左足ダイレクトで鮮やかなループを描いた。

 直後の40分に交代。ベンチで勝利の瞬間を見届けると、ベンチで目を潤ませた。「去年リーグ戦でなかなか勝てなくて。ACLベスト4で負けて悔しいシーズンだった。僕のゴールで勝ててすごくうれしかったし、90分通してみんなが体を張った勝利。僕らも自信になったし、見てくれた人にも少しは勇気を与えられたと思う」。

 昨季はリーグ戦終盤6連敗で14位と低迷。12月に右太ももの手術を行った大黒柱のMFイニエスタは当面不在。補強の目玉であったFWリンコンは入国制限で来日すらできていない。神戸に対する不安の声を振り払う開幕ゴールに、自然と涙が出た。

 三浦監督にとっても大きな勝利となった。開幕前、キャンプも含めて練習は完全非公開。練習試合3試合は結果どころか対戦相手も明かさず、この一戦にかけた。「非常に緊張感のあるゲーム。守備の意識と背後へのランニングは選手たちがしっかり仕事してくれた」。昨季途中の9月に就任し、戦術の落とし込みに非常に苦労したという指揮官。開幕から指揮を執る今季、まずは下馬評を覆す完封勝ちで手応えをつかんだ。

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