J1神戸、ドローンで観客のコロナ対策 客席に抗ウイルス効果のコーティング

 ノエビアスタジアム神戸に掲出された大型広告バナー
 ノエビアスタジアム神戸のある御崎公園内にオープンするノエスタ農園
2枚

 J1神戸は25日、今季開幕を前に本拠地ノエビアスタジアム神戸で新型コロナウイルス対策として散布型ドローンを用いた実証実験を実施した。ドローンで自己結合性酸化チタン分散液を散布する「ナノゾーンコートスカイ」を使用。抗ウイルス効果があるコーティングを22日と25日の2日間で客席全体に施した。コロナ禍の中でも安全なスタジアムを提供する。神戸は27日に同会場でG大阪との開幕戦を迎える。

 このコーティングは雨などでも流れることはなく、1度散布すれば1年以上有効だという。大型施設では昨年5月に丸善インテックアリーナ大阪でも実施しており、屋外施設では国内初。実施後にスタジアム内100カ所で計測した平均値では菌が約10分の1に減少した。昨季はスタッフが試合前後にアルコール消毒液で全席を手で拭いていたが、効果が高く、効率の良いウイルス防止策を施した。

 また今季はバックスタンドに大型広告バナーを掲出する。有観客時のスタジアム座席への広告掲出は神戸としては初めての試みで、1648席分が「楽天モバイル」など5枚の広告バナーとなる。現在は新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインにより上限5000人の観客となっているが、入場料収入の減少を補う施策となる。観客数上限の制限が解除されても今季は大型広告バナーを継続する。

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