J1湘南からスイス1部ローザンヌ移籍のMF鈴木冬一が出国「やっと一歩を踏み出せた」

 J1湘南からスイス1部ローザンヌに完全移籍するMF鈴木冬一(といち、20)が5日、チームに合流するため出国し、マネジメント事務所を通じ「小さい頃から海外でプレーするのを目標にやってきた。やっと一歩踏み出せた」などとコメントを寄せた。

 つかの間の休息を過ごした後、1週間ほど自主的に体を動かしていたという鈴木は「準備とリラックスを両方していた。今は『やっとか』という気持ち」と心境を語った。

 念願の海外挑戦を前に「移籍がこのタイミングで来てくれて迷いなく決断できた。すごくわくわくしている。小さい頃から海外でプレーするのを目標にやってきた。やっと一歩踏み出せたという心境」と抱負を語った。

 「自分自身のアジリティー、ハードワーク、左足の精度が武器になると思っている。そこを存分に発揮した上で、求められる戦術を自分の中に落とし込みながらやっていきたい」と新天地での活躍を思い描き、「言葉は分からないかもしれないが、積極的にしゃべっていきたい。自分のコミュニケーション能力が試される」と環境の適応にも前向きだった。

 今夏の東京五輪出場を目指す20歳だが「「あんまり深く考えていない。僕の活躍次第で選ばれると思っている。まずはローザンヌで試合に出ることを第一にやっていきたい」と。まずは足元を見つめた。「まずは1試合でも多く出て、なおかつアシスト、ゴールと目に見える結果を出したい。信頼というのがすごく大事。そこを半年間でつかめるようにしっかりとやっていきたい」。決意を胸に海を渡った。

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