今季限りで退任するJ1C大阪のミゲルアンヘル・ロティーナ監督(63)がクラブの全日程終了から一夜明けた20日、オンラインでの取材に応じ、「全ての選手がどんな状況でも日々のトレーニングに高い意識と姿勢を持って臨んでくれたことに満足している」と選手への感謝を述べた。
「ワクワクした気持ちで来た」という19年の就任から2年間を振り返り、「情熱、魂を持って仕事に取り組むこと、それが選手に伝わっていくと思っていた。それはこの2年間、欠かすことなく、日々うまく機能したと思う」と語った。
2年連続で上位争いを演じ、今季は4位でアジア・チャンピオンズリーグ出場の可能性を残した。「(自身の仕事には)正直に言って満足するべき」と語りつつ、「数日前まで天皇杯でタイトルを取ることを夢見ていた。選手たちはそれにふさわしい働きをしたし、サポーターもふさわしい支えをしてくれたが、(天皇杯は)叶わなかった。いま何が足りなかったと言うとそれが思い付く」と心残りも明かした。
「たくさんの選手が日々最大限の努力をして試合に臨んできた。だからこそ2年間、上位でリーグ戦を終えることができた」と全選手へねぎらいの言葉を贈った。中でもDFヨニッチ(29)については「2年間、センターバックというポジションでケガや(累積)警告なくフル出場することはとても難しい。しかも高いパフォーマンスを維持した。その背景には日々の素晴らしいトレーニング、ケア、強いメンタリティーがある」と称え、MF清武弘嗣(31)に対しても「我々が来た時はケガの多い選手だったが、特にこの1年はケガがなく、終盤戦は週2試合ペースでフル出場していた。背景には日々のトレーニングに取り組む姿勢だったり、日々の生活を管理する姿勢があった」と信頼を寄せた。
他にはDF丸橋祐介(30)、DF松田陸(29)DF木本恭生(27)、DF片山瑛一(29)の名前も挙げ、「大きくチームに貢献してくれた。彼らも日々のトレーニングで少しでも成長できたと感じてくれればうれしい」と語った。
自身の下で出場機会を得られなかった選手にも言及した。「サッカーでは11人しか選ぶことができない。昨日も彼らの前で話して『申し訳なかった』と言う話をした。チームを一番に考え決断してきたが、もちろん私の間違いもあった」と謝罪したことを明かした。
来季はJ1清水の監督に就任することが決まっている。C大阪の指揮官として最後のメディア対応は選手への愛情があふれるものとなった。