J1神戸・山口蛍が問題点指摘「一体感を持たないと」ホーム最終戦へ「結果で示す」

 4連敗中のJ1神戸は17日、ホーム最終戦となる次節浦和戦(18日、ノエスタ)に向けて神戸市内で非公開の最終調整を行い、オンラインでの取材に応じたMF山口蛍(30)はチームが抱える問題点を指摘しつつ、再浮上への思いを語った。

 山口は16日に自身のSNSに「どうして結果がでないのか、勝てないのか、その答えは難しいようで簡単な事だと僕は思います」などと投稿していた。チーム状態について「雰囲気自体は悪くない」としながらも、「味方を助ける動き、攻守両面のサポートが足りない。一人一人がバラバラなことをしてしまっていると感じる」と課題を指摘。「人から言われて改善しても続かない。自分で気付いて、チームのためにどうするのが一番良いのかというのを各々が再確認しないといけない。一体感持ってやるというのが今、欠けている」と語った。

 消化した試合数に違いはあるが、チームは32試合で50得点を挙げながら、失点数はリーグワースト57を数え、低迷の要因は明らかだ。山口は「失点シーンでもお互いの要求に対してお互いが納得してないことや、自分はちょっと関係ないよっていうのが多いかなと思うので、そこの擦り合わせはやらないといけない」とし、さらに「自己主張が逆にグラウンドの中で足りない。失点した時もそういった主張すらない感じで、ああ失点してしまったという感じになってしまっている。バチバチ言い合うというか、指摘はもっともっとしてもいい」ともどかしさを交えながら語った。

 勝利が必要なホーム最終戦に向けて「内容というより結果で示さなくちゃいけない。今まではどういうサッカーしたとか、綺麗な事を言ってきたが、ここまで来たらそういうの抜きにして結果にこだわっていかなくちゃいけない。たくさんのサポーターが来てくれると思うので、それにしっかり答えないといけない」と決意をにじませた。

 浦和戦を終えると、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に向けてカタールへ出発する。今季、クラブが最重要視するタイトル獲得に向けて「攻守両面で一体感を持つことがすごく大事。(チームとして)きつい時間が特に長くなるかもしれない。どれだけ我慢して守れるかがすごく大事。焦れてしまうとリーグと一緒でポンポン失点してしまう。自分たちのやりたいサッカーに反するところは出てくるかもしれないが、割り切りながら勝っていくしかない」と覚悟を示した。

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