J1川崎、中村憲剛バースデー弾 後半30分勝ち越し「ゲッツ」披露

 「明治安田生命J1、川崎-FC東京」(31日、等々力陸上競技場)

 首位の川崎はホームでFC東京と対戦。“多摩川クラシコ”と銘打たれたダービーマッチで、40歳の誕生日を迎えた川崎MF中村憲剛が後半30分に、左足でゴール。不惑の節目に華を添える得点を決めた。

 役者が違う。1-1で迎えた後半30分。FW三笘が得意のドリブルで左サイドを深くえぐると、折り返しに反応したのは背番号14。左足でネットを揺らすと、等々力がどよめいた。

 自身40度目の誕生日。当日に試合が重なるのは「初めてじゃないかな」と話していた。プロ18年目のベテランらしく「何かをやってやろうというか、流れに任せて今のベストを尽くすという精神状態。自然体でいきます。でも頑張ります」と冷静に話していたが、さすがの輝きを放った。

 ゴール後には、ベンチ前でチームメートと喜びを分かち合い、最後は中継カメラに向かって、今季のゴールパフォーマンスであるダンディ坂野の「ゲッツ」からの一連の流れ技を披露。スタジアムを沸かせていた。

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