J1川崎・中村憲剛 不惑の節目に花添える「自然体で。でも頑張ります」

 サッカーJ1川崎のMF中村憲剛が29日、全体練習後にオンライン取材に応じた。31日のリーグ・FC東京戦(等々力)当日に40歳の誕生日を迎える司令塔は「巡り合わせ。どうなるかな」と思いを語った。

 プロ18年目のベテランをして「(誕生日当日に試合があるのは)初めてじゃないかな。だいたいルヴァン杯、昔はナビスコ杯か。その決勝がある週で、あんまり試合があるイメージないですね」。それが今年は不惑の節目と重なった。40代の入り口に立つ中村は「30歳の時に40歳でやっている自分は想像できなかった」と振り返る。そして「35歳過ぎて、ぶっちゃけ1年1年勝負だったからね。(2016年に)MVPとった、(17年は)リーグ優勝した、(18年に)連覇した、(19年に)ルヴァンとって前十字切った、と。先のことは考えずにやってきたのが良かったのかも。『思えばここまで来たもんだ』って感じですね」と笑った。

 ただ、感傷に浸るようなつもりはさらさらない。40歳の誕生日当日に迎えるホームでのリーグ戦。華やかな期待が膨らむが「(重なったのは)たまたまだなっていうのが第一の印象。結果を残せば“持ってる”と言われ、結果を残せないと何もない、触れられないというのがこの職業の常だから」と冷静。その上で「何かをやってやろうというか、流れに任せて今のベストを尽くすという精神状態」と自己分析する。

 それでも左膝負傷の長期離脱からの復帰戦となった清水戦でもゴールを決めた男。「自然体でいきます。でも頑張ります」。力みもよどみもなく発せられた言葉に、不思議と期待感が漂っていた。

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