三浦新監督が初陣飾った!神戸4得点完勝 最高の船出も「満足はしていない」

 初采配の試合を勝利した神戸・三浦監督(撮影・後藤亮平)
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 「明治安田生命J1、神戸4-0札幌」(26日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸がFW古橋亨梧(25)の2試合連続となる2ゴールなどで札幌に4-0で完勝し、三浦淳寛新監督(46)の初陣を飾った。今季初の連勝で勝ち点を26とした。

 華やかに初陣を飾った。神戸が4得点で今季初の連勝。勝利の瞬間、三浦新監督は表情を崩すことなく両手で小さく拳を握った。盟友の林ヘッドコーチと目が合うとようやく重圧から解き放たれ、小さな笑みをこぼした。

 新人監督が余韻に浸ることはなかった。試合後の第一声は「やりたいサッカーができず満足はしていない」。自身が描く「攻撃的なポゼッションスタイル」を十分に具現化できず、札幌にボールを支配され、手放しでは喜べなかった。

 それでも勝利という結果を手にした。指導者経験はなく、監督を務めるのは初めてだったが「意外と落ち着いて采配できた」と振り返った。練習期間は2日間だったが、“バルサ化”の象徴でもあるMFイニエスタが3得点を演出する活躍。15試合ぶりの無失点で守備の修正にも成功し、「選手に感謝している」と頭を下げた。

 スポーツダイレクターから監督に転じた。指揮官としてピッチ脇に立ち、「我慢する難しさ」を感じたという。4年連続となるシーズン途中の監督交代に揺れた神戸だが、ゴール裏には「アツと共に突き進もう!」などと記された横断幕が掲げられた。サポーターの後押しも受けた“三浦神戸”の最高の船出となった。

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