FC大阪が今季リーグ戦で初黒星 得失点差で首位は守る

 後半FC大阪FW川西(中央)がシュートを放つもGKに防がれる
3枚

 「JFL、FC大阪1-2ヴィアティン三重」(30日、花園ラグビー場第2グラウンド)

 サッカーJFLが開催され、大阪から3番目のJリーグ入りを目指すFC大阪はホームタウンの東大阪でヴィアティン三重に敗れ、今季リーグ戦4戦目にして初黒星を喫した。

 PK戦の末に敗れた大阪サッカー選手権決勝・FCティアモ枚方戦から中3日、2週間で4連戦の4試合目を迎えた。気温35度を超える暑い日光が差す中での一戦は、今季の最大の目標である「JFLを優勝してのJ3昇格」のためにも負けられない戦いとなる。FC大阪は枚方戦で110分フル出場したGK永井、DF橋本、また貴重な同点弾をたたき込んだDF附木に加え、途中交代でキレの良い動きをしていたFW小松やメンバー外となっていたMF江郷下、FW木匠、FW横野といった選手がスタメンに名を連ね、一方でフル出場したDF斉藤、MF須ノ又はベンチスタートとなった。

 やはり夏場の連戦の影響か重たい立ち上がりとなり、相手が主導権を握る形となった。その中でも横野、木匠が攻撃を仕掛ける。だが相手の粘り強い守備から得点まで届かない。すると22分、右サイドからクロスを入れられ、オーバーラップしていたDF太田にシュートを放たれる。これはクロスバーに当たり得点にならなかったが、跳ね返りのクリアが不十分で詰めていたFW古川のボレーシュートが突き刺さる。その後もFC大阪がペースを握ることができず、43分にはCKから頭でつながれ、最後は三重MF塩谷にヘディングで決められた。

 FC大阪は後半スタートからMF町田に代えてMF久保田を投入。13分に斉藤、川西、22分には須ノ又と攻撃的な選手を投入するが、良い形のシュートを放つことができない。25分には須ノ又のクロスから川西、久保田、木匠と立て続けにシュートを放つが、ブロックされ決定的なチャンスを逃してしまう。

 なんとか一矢報いたいFC大阪は45分、附木からの速いクロスに、後半36分から出場のFW塚田が頭で合わせて今季初得点。1点差に迫ったが、あと1点が遠かった。得失点差で首位こそ守ったが、痛い今季初黒星となった。

 ただ、この猛暑の中での4連戦は今後の戦いに必ず生きると塚原監督は言う。次戦は9月6日にアウェーでテゲバジャーロ宮崎と対戦する。勝ち点3をつかんで13日のホンダFCとのホーム戦(vs.Honda FC)につなげたい。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス