FC大阪、4年連続の天皇杯出場ならず PK戦でティアモ枚方に敗れる

 「大阪サッカー選手権・決勝、FC大阪2(4PK5)2FCティアモ枚方」(26日、J-GREEN堺)

 天皇杯大阪府代表を決める第25回大阪サッカー選手権決勝が行われ、大阪から3番目のJリーグ入りを目指すJFLのFC大阪はPK戦の末にFCティアモ枚方(関西1部)に敗れ、大会4連覇はならなかった。J1名古屋などで活躍した小川佳純監督率いる枚方が初優勝を飾った。

 23日のリーグ戦から中2日で迎えた試合。FC大阪は負傷のDF池永を始め、FW横野、MF木匠、MF江越下がメンバー外などスタメンを6人入れ替えた。中でも今季加入したDF美馬、2年目のFW和田健太郎が初スタメンとなるなど、フレッシュなメンバーで戦った。

 前半、お互いに譲らない互角の戦い。しかし13分、CKから元新潟の枚方MFチョ永哲が先制する。4分後にFC大阪はMF久保田が持ち込んだボールを和田健が決め、早々に同点に追いつく。徐々にFC大阪ペースに持ち込み始めた33分にDF岩本がエリア内の競り合いで負傷し交代すると、流れが枚方に傾く。前半終了間際の43分、再びチョが決め、1-2で前半を終える。

 後半開始からFC大阪は和田健に代えてエースFW川西を投入すると前線の動きが活発化し、流れは一気にFC大阪に。20分には初出場となる1年目のMF和田幸之佑とDF舘野、また24分にはFW塚田と攻撃的な選手を次々投入。ゲームを圧倒的に支配するが、得点をあげることができない。そして迎えた後半ロスタイム、塚田、川西とつないで須ノ又がクロス。飛び込んだDF附木のダイビングヘッドで、土壇場で同点に追いついた。

 10分ハーフの延長戦に突入すると、延長から投入された今季初出場となるFW小松が何度もボールを奪取し、前線に送る。だがポストや相手GKの好セーブなどで得点ならず。結局、シュート本数はFC大阪が21本、枚方4本と圧倒的に攻め続けたが、110分では決着がつかず、PK戦に突入した。

 PK戦ではFC大阪4人目のシュートが失敗。一方の枚方は5人全員が決めて試合終了。FC大阪は大会4連覇、天皇杯出場権獲得はならなかった。次戦は30日に花園ラグビー場第2グラウンドでヴィアティン三重とのリーグ戦を予定している。

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