FC東京・DF室屋 ドイツ2部ハノーバー完全移籍発表、3年契約

 J1FC東京は14日、日本代表DF室屋成(26)がドイツ2部ハノーバーへ完全移籍すると発表した。ハノーバーの公式サイトによると契約年数は3年。都内での練習後、オンライン取材に応じた室屋は「短いサッカー人生を考えたらオファーが来た時に断ることができなかった」と移籍決断の理由を語った。

 正式にオファーが届いたのは約1週間前。コロナ禍による休止期間中に「挑戦しないといけない」と考え、26歳での海外移籍の思いを強めていたという。

 日本代表のMF原口元気(29)が所属し、すでに連絡も取った。かつてはDF酒井宏樹(30)=マルセイユ=ら多くの日本選手も在籍しており不安はない。「1部昇格に貢献するのが最初の目標」と意気込んだ。同クラブのスポーツディレクター、ツーバー氏も「技術的に熟練しており、両足でいいクロスを放つ」と期待を寄せた。

 今季優勝を目指すFC東京にとってはロシアのロストフに移籍したMF橋本拳人(26)に続く代表選手の流出。室屋は「いつかタイトルを取ることを期待している」と後輩に悲願を託した。

 15日の名古屋戦(味スタ)がFC東京でのラストマッチ。「最後は勝って向こうに行きたい」と力を込めた。

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