J1神戸不発…5戦ぶり黒星 フェルマーレン復帰飾れずも守備で安定感
「明治安田生命J1、神戸0-2G大阪」(26日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸は攻め込みながらも決定力を欠き、G大阪に0-2で敗れて、5試合ぶりの黒星を喫した。G大阪は連勝を4に伸ばした。首位の川崎は湘南に3-1で逆転勝ちし、6連勝。浦和は横浜FCを2-0で下し、連敗を2で止めた。FC東京は鹿島と2-2で引き分け、札幌は横浜Mを破った。
敗因は明らかだった。決定力不足が響き、神戸が5試合ぶりの黒星を喫した。MFイニエスタを中心に多くの決定機が生まれたが、12本のシュートは全て空砲に終わった。
リーグ戦での2試合連続無得点はフィンク監督就任後初。指揮官は「チャンスをモノにできないチームは勝てない」と断じた。両軍最多6本のシュートを放ちながら、G大阪GK東口の好守にも阻まれたFW古橋は「僕が決め切れていたら今日の結果にならなかった」とうなだれた。
昨季はリーグ2位の総得点61を挙げた攻撃力も今季は7試合でわずか6得点。新加入のFWドウグラスは2試合でシュート1本と適応に時間を費やしており、攻撃は“古橋頼み”となっている。
明るい兆しもあった。ふくらはぎを痛めていたDFフェルマーレンが今季初出場。最終ラインに安定感をもたらし、フィンク監督も「パフォーマンスは予想以上」と手応えをにじませた。前線にゴールが生まれ、攻守がかみ合う日を待つばかりだ。




