関西のＪクラブ４チームが参加する「Ｊリーグ　ｅＳｐｏｒｔｓ　ＯＮＬＩＮＥ」（毎日放送主催）の第２節２試合が９日、行われ、京都ＤＦ森脇良太（３４）がＣ大阪ＤＦ木本恭生（２６）に４－２で勝利した。

　前半１１分にＣ大阪がＦＷ豊川のゴールで先制したが、同３０分に京都がＭＦ中川の前節に続くゴールで追い付いた。Ｃ大阪は後半６分にＦＷ柿谷のゴールで勝ち越したが、京都は同１３分に中川の２得点目で再び同点。同３４分には中川のハットトリックとなるゴールで京都が初めてリードを奪うと、終了間際にもＭＦ宮吉のゴールで突き放した。

　森脇はゲーム中も「指に乳酸がたまった」など終始トークが止まることがなく、「指はしびれたけど、口元はしびれることなく９０分を終えられてよかった」と笑みを弾けさせた。自身が操作し、ハットトリックを演じた中川については「ファンタスティックなプレーヤーで面白い選手。サンガの攻撃には欠かせない。ピッチの上でもハットトリックしてもらえるように頑張ってほしい」と期待の俊英にエールを送った。

　Ｃ大阪は敗れたことで優勝の可能性が消滅した。木本は自身をベンチスタートとし、リードを奪い守備固めで投入するというプランを描いていたが、自身を起用することなく敗戦。「優勝を逃して責任を感じる。トークも完敗です」とうなだれた。

　京都は２連勝で勝ち点６の首位、Ｃ大阪は２連敗で同０の最下位となった。最終節は１６日にＧ大阪ＤＦ三浦弦太（２５）と京都ＤＦ飯田貴敬（２５）が優勝を懸けて対戦し、神戸ＦＷ田中順也（３２）とＣ大阪ＦＷ中島元彦（２１）も対戦する。大会の模様はＭＢＳテレビ「ＹＵＢＩＷＡＺＡ」で６月１１、１８日に深夜１時５９分から放送される。