J1・C大阪一筋15年のDF藤本康太が現役引退を発表「本当に幸せ」

 J1C大阪は28日、DF藤本康太(33)が今季限りで現役を引退すると発表した。

 熊本県出身の藤本は2005年に熊本国府高からC大阪に入団。同年7月のG大阪戦でプロデビューを果たし、06年8月の京都戦でプロ初ゴールを決めた。10年のナビスコ杯(当時)では、チームが交代枠を使い切った後にGK金鎮鉉が退場となったため、急きょGKを務めた経験もある。12年にはキャプテンを務めるなど人望も厚かった。

 C大阪一筋で15年目の今季はここまでJ1での出場はなく、8月のJ3熊本戦では頭蓋骨骨折と脳挫傷の重傷を負い、全治4カ月と診断されていた。

 J1通算140試合7得点、J2通算76試合6得点、J3通算8試合無得点。

 藤本は「今年で現役を引退することにしました。2005年に入団してから15年間本当に色んな経験をさせてもらい、またクラブはもちろんスタッフ、監督、チームメイト、スポンサーの方々、家族、そしてサポーターの皆さんに支えてもらってここまで来ることができたと思います。自分は怪我も多くてこのチームに貢献できたかどうかはわかりませんが、15年の全てをこのチームで過ごさせてもらった事、このチームでタイトルをとれたことは本当に幸せなことだったなと思います。本当に感謝しかありません。これからはこのチームがもっと大きく成長していく事を願っていますし、応援しています。15年間本当にありがとうございました」と、クラブを通じてコメントした。

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