川崎がルヴァン杯初優勝 DF谷口一発退場も執念の粘り PK戦サドンデスの激闘制す

 「ルヴァン杯・決勝、札幌3(4PK5)3川崎」(26日、埼玉スタジアム)

 初優勝を狙う両チームの対戦は3点を取り合いながら120分間では決着がつかずPK戦に突入。川崎が5-4で制し、ルヴァン杯初優勝を決めた。

 前半10分、札幌がMF菅のボレーで先制するが、川崎に2点を返される。川崎の2点目となったFW小林のゴールは後半43分だったため、勝負は決したかと思われたが、あきらめなかった。後半ロスタイム、ラストプレーとなる右CKでMF深井が競り勝ち、同点ゴールを決めて延長戦に突入した。

 さらには延長後半3分。札幌はMFチャナティップが単独突破で相手エリア内に近づく。これを懸命に戻った川崎DF谷口が倒して止めた。荒木主審は迷わずファウルを宣告したが、エリアすぐ外でのFKを指示したが、今大会で採用しているVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)からの介入が入る。荒木主審はモニターを確認すると、ピッチに戻り、谷口にレッドカードを提示。得点機会阻止での一発退場となった。谷口は信じられないという表情でピッチを出た。そしてその直接FKで名手・福森が左足でゴール左上に見事なゴールを決めた。

 しかし川崎も意地を見せた。10人となり数的不利の中、延長後半4分、左CKからDF山村が折り返したところを小林が反応してこの日2点目。再び試合を振り出しに戻した。

 PK戦では川崎4人目のDF車屋がクロスバーに当てて失敗。札幌は決めれば優勝の5人目でDF石川がGK新井に止められ、6人目でもDF進藤が止められた。

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