川崎DF谷口がVARで一発退場 ルヴァン杯決勝、延長前半に札幌が勝ち越し

 「ルヴァン杯・決勝、札幌-川崎」(26日、埼玉スタジアム)

 延長前半7分に川崎DF谷口彰悟が今大会に採用されているVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による判定の結果、レッドカードで一発退場となった。さらにはこれによるFKを札幌DF福森晃斗が左足で直接ゴール。1点を勝ち越し3-2とした。

 延長前半3分、札幌MFチャナティップが単独突破で相手エリア内に差しかかるところを、戻った谷口が止めた。これに対し、荒木友輔主審は迷わずファウルを宣告。エリアすぐ外でのFKを指示したが、VARからの介入が入る。荒木主審はモニターを確認すると、ピッチに戻り、谷口にレッドカードを提示。得点機会阻止での一発退場となった。谷口は信じられないという表情でピッチを出た。

 そして直接FKで名手・福森が左足でゴール左上に見事なゴールを決めた。

 前半10分に札幌がMF菅のゴールで先制。その後、川崎が2点を返すが、後半ロスタイムに右CKから札幌MF深井がラストプレーで追いつき試合は延長に突入した。谷口の退場で川崎は守備の中心を欠き、残りを10人で戦うことになる。

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