吉田麻也 セットプレーの重要性説く「武器として持てないと苦しくなる」
「W杯アジア2次予選、日本-モンゴル」(10日、埼玉スタジアム)
サッカー日本代表は9日、W杯カタール大会のアジア2次予選・モンゴル戦に向けて冒頭15分間をのぞく非公開練習で最終調整を行った。国内でのW杯予選としては初戦となる。
主将がセットプレーの重要性を説いた。センターバックとして先発出場が確実なDF吉田は「セットプレーを武器として持てないと最終予選やホーム戦で苦しくなる」と引き締まった表情で語った。
10日に対戦するモンゴルだけではなく、アジア予選では相手が自陣ゴール前を固める展開が何度も想定される。吉田は「打開するのはかなり難しくなる」と認めた上で「そういう時にセットプレーで点が取れれば」と打開策の一つに挙げた。
自身も11年9月に行われたブラジルW杯3次予選の北朝鮮戦(埼玉)で後半49分にショートCKから決勝ヘッドを叩き込んでいる。幾度となく日本の苦境を切り開いて来たセットプレーの意義は身をもって知っている。
「2次予選ではセットプレーから複数点取りたい」と掲げた。日本の新たな得点源とするために、ホーム初戦を試金石とする。